医学・看護学教育センター
Education Center
for Medicine and Nursing
2026年度第2回技術セミナーを終えて

研究医養成コースの低学年学生を対象とした本年度第2回技術セミナーを、8月中旬から9月初旬にかけて計11日間開催しました。セミナーは1回につき連続しない2日間の日程で実施し、1年生9名、2年生3名の計12名が参加しました。
テーマは、夏休み恒例となっている「分子生物学の基礎実験(DNA/RNAの取り扱いと形質転換)」です。遺伝子組換え実験を含むため、事前に90分間の講義動画を視聴し、遺伝子組換え実験従事者としての申請を行った学生のみが参加できる、ややハードルの高いセミナーでした。しかし、夏休み中にもかかわらず、参加者全員がしっかりと事前講習を受けて臨んでくれました。
セミナーでは、株化細胞からのRNA抽出、RT-PCRによるcDNA合成、そのcDNAを鋳型としたPCR増幅、ベクターへの組込みと形質転換、プラスミド精製および制限酵素処理産物のアガロースゲル解析に加え、コンピテントセルの調製まで、一連の分子生物学実験を体験してもらいました。

参加した学生たちは皆真剣に取り組み、すべての実験工程を最後までやり遂げました。受講後アンケートでは、「初めて知ることが多く興味深かった」「知識の再確認ができて有意義だった」といった感想が多く寄せられました。一方で、「実験ごとのつながりや全体像を把握することが難しかった」という意見もあり、実験の目的や研究全体の中での位置づけをより理解しやすくする工夫の必要性を感じました。
自由記載欄には、次のような感想が寄せられました。
アンケートでは、研究への興味や理解が深まったという感想が多く寄せられました。一方で、実験全体の流れを把握しやすくするための説明や資料を求める意見もありました。来年度はこうした意見を参考に改善を進め、より充実した技術セミナーを実施していきたいと思います。

今回のセミナーを通じて、所属研究室での研究活動への意欲が高まった学生が多く見られたことを、大変頼もしく感じています。今後も学生の皆さんに研究の楽しさや面白さを伝えられるよう、継続して取り組んでいきたいと思います。
文責:谷浦
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