医学・看護学教育センター
Education Center
for Medicine and Nursing
2023年度 第2回 技術セミナー を終えて
研究医養成コースの低学年の学生を対象とした、本年度 第2回の技術セミナーを8月上旬から9月中旬までに計14日間、開催しました。1回のセミナーは連続しない2日間という日程で行い、1年生 10人、2年生 2人の 計12人 が
参加してくれました。テーマは昨年の第3回で扱った「DNA/RNAの取り扱いと形質転換」としました。遺伝子組み換えを含むため、120分の講義ビデオを視聴して、遺伝子組み換え取り扱い従事者の申請をした人が参加できる、
ややハードルの高いセミナーでしたが、参加希望者全員が、夏休みにもかかわらず、しっかりと講習を受けて、参加してくれました。
内容としては、株化細胞からのRNA抽出、RT-PCRによるcDNAへの変換、そのcDNAを鋳型とした目的配列DNAのPCRでの増幅、さらに、Vector への組み込みと、形質転換、プラスミドの精製と制限酵素処理産物のアガロースゲルでの解析、それに加えコンピーテントセルの調整と、一通りの実験操作を体験してもらいました。
皆さん、真剣に取り組んでくれて、大いに手ごたえを感じました。受講後のアンケートでセミナーの内容についての問いには、初めて知ることが多く興味深かった、もしくは、既に知っていることが多かったが再認識できて有意義だった、と言っていただきました。また、9割の方が、今後の研究に役立つと思う、ある程度役立つと思う、と回答してくれました。
🟠🟠自由記載欄には、🟠🟠
など、楽しく参加し、有意義に感じてくれた学生さんの声を聴くことができました。
前準備が大変だったり、機材器具が必要だったり、大変な面もありましたが、学生さんが喜んでくれて、十分に報われました。春休みに行うタンパク質を取り扱う第3回の技術セミナーにも多くの学生さんが参加してくれるよう、働きかけたいと思います。
文責:谷浦
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