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イベント, 新着情報

【学生向け】2022年度【研究医養成コース】 第3回技術セミナーを実施しました

2023年3月31日 / イベント, 新着情報

2022年度 第3回 技術セミナー

 

 

 研究の基礎、特に核酸の扱い方を習得する第3回技術セミナーを、春休み期間である3月の、1回目は6日と8日、2回目は13日と16日に行いました。今回新規の内容で、遺伝子組み換え実験として承認された内容に沿うもので、受講希望者は実験従事者への登録が必要で、事前研修として90分間のビデオ視聴が課されましたが、それでも研究医コースの4名の方(1年 1人、2 年 3人)が参加してくれました。参加者はいずれも今年度の技術セミナーを1回または2回体験した方々でした。今回、工程が多くタイトな日程でした。2日目前日の作業はこちらで行いははしましたが、その部分も2日目に体験できるようにし、より実践に役立つセミナーを目指しました。

 

 

 

 実験内容は培養細胞のRNAの調製, RT-PCR, CCD1 fragment PCR, PCR産物の精製、TA Vector への subcloning、形質転換、プラスミド精製(Mini prep)、そして、制限酵素によるinsertの確認、というもので、加えてコンピーテントセルの作り方を体験したり、プレートを作ったり、アガロースゲルを作ったりと、一連の研究に必要な技術を体験してもらいました。1回に2人と人数を絞ったことで、細部にも目が届き、対応できたかと思います。また、お互いに助け合ったり、アドバイスをしてあげたりと、よい関係が築けたように見られました。初めての内容であった上、承認待ちで予備実験の時間が限られた中での開催でしたが、無事全工程を終えることができました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 受講後アンケートでも、楽しかった、興味深かった、今後の研究に役立つと思う、有意義だった、疑問点も(説明により)その都度解消されてよかったとの意見を頂きました。

 学生さんからの声により、来年度、この内容は第2回(夏休み)に行い、第3回でタンパク質を扱うよう、変更しようと思っています。

 無事執り行えたのは、年度末の忙しい時期にもかかわらず、学生課の方々など、皆さまがご支援くださったおかげです。感謝しています。来年度も多くの学生さんに研究を楽しんでもらえるよう、尽力してまいります。

文責:谷浦直子

 

   

 

 

 

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