医学・看護学教育センター

Education Center
for Medicine and Nursing

イベント

2022年度 【学生向け】第5回輪読会を開催します。

2023年1月30日 / イベント

 🎈🎈2023年1月31日(火)16:30から輪読会開催🎈🎈

是非、ご参加ください。

【学生向け】発表者募集‼第5回輪読会‼️

2022年12月27日 / イベント

📢1/17(火)まで募集します。

2022年度【学生向け】第4回輪読会を実施しました。

2022年12月27日 / イベント

2022年度 第4回輪読会を終えて

 

 

 今年度4度目の輪読会を12月7日(水) 16:30より開催しました。今回は発表希望者がおらず、向所先生の特別講演となりました。

 

 まずは恒例のAbstract の読み合わせで、アルツハイマー病に関与する分子経路を、ヒトと神経再生可能なゼブラフィッシュのアミロイド毒性モデルとをトランスクリプトミックデータで比較する論文を取り上げました。キーになる単語を知っている必要がありますが、英語は読みやすかったかと思います。

 

 向所先生の特別公演は「論文の読み方とプレゼンのコツ」、特に、プレゼンの意味や重要性、成功するための秘訣を学生さんと対話する中で、みんなで考えていきました。プレゼンは自分の意見が人に伝わらねば意味がありません。伝えるためにはスライドの工夫も必要ですが、わかりやすさを追求し、自信をもって明白に発言することが大切で、そうするためには、練習を重ねることに尽きます。学生さんにとっては、対話型双方向の講演で、疑問に直接答えていただけたり、投げかけられた問に答えたりすることで、発表に対する姿勢が鮮明になったのではないかと思います。

 

 この講演を、これからのプレゼンテーションに是非、生かして頂きたいと思います。

                            (文責:谷浦)

2022年度 【学生向け】第4回輪読会を開催します。

2022年12月6日 / イベント

 🎈🎈2022年12月7日(水)16:30から輪読会開催🎈🎈

事前登録は不要になります。是非、ご参加ください。

 

2022年度【学生向け】第3回輪読会を実施しました。

2022年11月15日 / イベント

2022年度第3回輪読会を終えて

 

 

 今年度3度目の輪読会を10月19日(水) 16:30より開催しました。事前予約なしに行った今回は、開催直前まで参加者が集まるか心配していましたが、学生15人と、教員1人の計16人の盛会となりました。少しずつではありますが、参加人数が増えており、今回は研究医コース以外の学生さんが4人もいてくれたことを嬉しく思います。

 

 さて、前回に続き、最初に司会者の方から、Abstract の読み合わせを提示させていただきました。今回は、グローバリゼーション下における言語喪失について、PNASの身近な話題から紹介しました。おそらく、辞書なしでも十分に読み解けたのではないかと思います。

 

 一人目の発表者は、2年生の寒出祐紀恵さんで、CellのArticle “Human-Specific NOTCH2NL Genes Affect Notch Signaling and Cortical Neurogenesis” を紹介してくれました。NOTCH2NL の遺伝子改変を詳細に解析し、サルからヒトへの進化への寄与を模索する、膨大で壮大な研究で、長文難解な論文だったと思いますが、2年生にもかかわらず、しっかりと読み解き、わかりやすく説明してくれました。 教室から多くの同級生、先輩や先生まで聞きに来てくれたことからも、多くの方が応援してくださったのではないかと思います。

 

 

 

 

 二人目の発表者は3年生の山本菜々美さんで、Nucleic Acids Researchの “Interplay of primary sequence, position and secondary RNA structure determines alternative splicing of LMNA in a pre-mature aging syndrome” を紹介してくれました。早老症という、極めてまれではありますが有名な疾患の病原遺伝子を解析した、これも非常に膨大な、気の遠くなうような実験を重ねた素晴らしい研究でした。山本さんは、しっかりと読みこなし、自分の言葉でしっかりと発表してくれました。

 

 

 

 

 発表後の質疑応答を聞くと、参加者が興味をもって聞き進め、理解を深めていることがわかり、今回もレベルの高い輪読会であったと思われました。最後に、発表者にそれぞれ感想を述べていただきました。お二人とも、大変な努力をされたのですが、それに十分報いるだけの達成感をもって発表してくださったのが伝わりました。                                    

                                                                                    (文責:谷浦)

【学生向け】発表者募集‼第4回輪読会を開催します。

2022年11月15日 / イベント

📢11/25(金)まで募集します。

 

【学生向け】2022年度【研究医養成コース】 第2回技術セミナー実施しました。。

2022年10月13日 / イベント

2022年度 第2回 技術セミナー

 

 研究の基礎、特にタンパク質の扱い方を習得する第2回技術セミナーを、夏休み期間である8月後半から9月にかけて5回開催し、研究医コースの14名の方(1年 5人、2 年 8人、3年1人)が参加してくれました。参加者が去年を大きく上回ったことを嬉しく思います。

 今年は、一通り自分でやってみることに重点を置き、グループで見て終わり、ではなく、自ら手を動かせるよう、人数分のゲルを用意するなど、より実践に役立つセミナーを目指しました。また、参加しやすいよう、ほぼ同じ内容を2日で行うコースと3日で行うコースを設け、選んでもらいました。タイトなスケジュールをカバーするため、予め資料として方法・操作説明を動画としてWeb Classに上げ、参加前に事前学習をお願いしました。

 実験内容は昨年と同様、培養細胞のcell lysate の調製とタンパク定量、そして、それらを用いてSDS-PAGE からWestern Blotをおこなうというものでした。はじめのグループは、日程調整がつかず4人で行ったこともあり、時間がかかってしまい、人数が多すぎたとか、セミナーが長いと感じたという、感想を頂くような状態になってしまいました。しかし、その後のグループは、各工程、問題なくスムーズに進みました。こちらの都合で時短や午後開始をお願いしたグループもありましたが、快く受け入れてくれて、無事行うことができました。得られた結果も、ほとんどが見た目も美しく、数値的にも予想通りで、大成功だったと思います。今年は、時間を調整して、一人一人に、クリーンベンチ内での無菌操作を行っての培養細胞の継代を体験してもらいました。また、ノートの書き方、ノートの重要性について語ったり、秤量時の注意や少量の秤量の仕方などを具体的に紹介したり、実験を失敗しない工夫などを講師の実体験からお話したりと、今後に役立ちそうな話題を織り込んでみました。少人数ならではの和気あいあいとした雰囲気の中、無事全工程を終えることができました。 

 受講後アンケートでも、楽しかった、興味深かった、今後の研究に役立つと思う、特に無菌操作は、見ているよりもずっと難しく、よい経験ができた、との意見を多くの方から頂きました。

 コロナ第7波の影響が懸念されましたが、無事執り行えたのは、学生課の方々など、皆さまのおかげと感謝しています。

 第3回技術セミナーは、春休みに、興味を持ってもらえるような内容で開催したいと思っています。

 

                             文責:谷浦

 

 

 

 

 

2022年度 【学生向け】第3回輪読会を開催します📕

2022年10月13日 / イベント

 

2022年度【学生向け】第2回輪読会を実施しました。

2022年9月6日 / イベント

2022年度第2回輪読会を終えて

 

 

 今年度2度目の輪読会は、夏休み期間の開催であったことから、参加者が集まるかどうか懸念され、緊急アンケートを行って、10名以上の参加を見込めたことで開催にこぎつけました。実際には当日参加の方も含め、14人が参加してくれ、活発な討論も行われました。1年から4年まで、すべての学年が参加してくれたのがよかったと思っています。

 

 前回に続き、最初に司会者の方から、Abstract の読み合わせを提示させていただきました。わかりやすい英文だったので、解説なしに理解できた人も多かったのではないかと思います。学生さんの意見も聞きつつ、続けていこうと思っています。

 

 

 発表は、4年生のお二人でした。はじめに、徳田裕人さんが、今年の7月にSciencに発表されたばかりの論文 “Connectomic comparison of mouse and human cortex” を紹介してくれました。コネクトーム研究による解析をマウスとアカゲザル、ヒトの種間で比較したもので、マウスとサルやヒトの脳の大きさ(ニューロンの数)には大きな違いがあるが、錐体細胞への入力量には大差なく、双極ニューロンの抑制性入力が増加、殊にIN-to-IN ネットワークが増加していて、この回路の転換が進化のカギになっていることが示唆されたという報告でした。これまでに分かっていそうで、その真相がはじめて明らかになった、非常に興味深い、また科学の深淵を顧みたような論文の膨大なデータをわかりやすく発表してくれました。

 

 

 2人目は昨年の発表に続いて吉村碧海さんが、その続編となる研究結果、JOURNAL OF CLINICAL ONCOLOGY の“PD-L1 and PD-L2 Ge

netic Alterations Define Classical Hodgkin Lymphoma and Predict Outcome” を紹介してくれました。これは、これまで解析が難しかった古典的ホジキンリンパ腫におけるPD-L1及びPD-L2 変異につい

て、FISH法を用いるこことで詳細に調べた報告でした。この報告によりPD-1を介して免疫逃避をするリンパ球系の悪性疾患の特定につながり、再発を繰り返したり導入療法に反応しなかったりという古典的ホジキンリンパ腫の中でも重篤な患者に、新しい治療法の

福音をもたらす可能性を示唆する報告であったと思います。低学年の人にもわかるような、丁寧な発表が印象的でした。

 

 

 

 発表の後には、それぞれの演者に対して多くの質問がなされ、それらは、論文の理解をさらに深めることができる良い質問ばかりでした。

 

 こうして、夏休みに集まってくれた学生さんたちは有意義な時間を過ごしてくれたものと自負します。

 2学期以降の輪読会では、決して敷居を高くしてしまわず、低学年でも積極的に参加できる輪読会を目指しつつも、高学年にも楽しんでもらえる内容の濃い会にしていきたいと思います。

2022年度【学生向け】第2回輪読会を開催します。

2022年8月3日 / イベント

🙋‍♂️医学部学生の皆さんを対象に第2回輪読会を行います。

  ※事前参加申し込みいただいた方だけでなく、当日参加も大歓迎です。

 

【概  要】4年生2人による文献紹介・発表

【開催日時】2022年8月9日(火)16:30~18:00 
【場  所】第1講義室(一般教養棟2階)

【発表者と発表論文】

🚩4年生 吉村 碧海さん
:Roemer MG, et. al.   PD-L1 and PD-L2 Genetic Alterations Define Classical Hodgkin Lymphoma and Predict Outcome. J Clin Oncol. 2016 Aug 10;34(23):2690-7. doi: 10.1200/JCO.2016.66.4482. Epub 2016 Apr 11. PMID: 27069084; PMCID: PMC5019753.

 

🚩4年生 徳田 裕人さん
:Loomba S, et.al.   Connectomic comparison of mouse and human cortex. Science. 2022 Jul 8;377(6602):eabo0924. doi: 10.1126/science.abo0924. Epub 2022 Jul 8. PMID: 35737810.


【備  考】:発表論文に目を通し、必要に応じてWebClassよりダウンロードして当日お持ちください。スライド資料は当日配布する予定ですが、論文は配布いたしません。研究医養成コース登録の学生の方は、WebClassよりご覧ください。
       

🎈研究医養成コース登録学生ではない方はこちらから👇

 📕 吉村 碧海さんの発表論文
   https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5019753/
 📕 徳田 裕人さんの発表論文
   https://www.science.org/doi/10.1126/science.abo0924?cookieSet=1

 

 ※広く医学科の皆さんに参加していただき、活発な発表の場としたいと思います。 

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