2021年度【研究医養成コース】第5回輪読会を終了しました。
2022年1月24日 / イベント
第5回 輪読会を終えて
1月12日(水) 16:30~18:00 第5回 輪読会を開催しました。
この日は、3年生の二人が発表してくれました。
一人目は第2回輪読会で論文前半を紹介してくれた小峰愛理さんの再チャレンジで、
Lafont E. et al. TBK1 and IKKε prevent TNF-induced cell death by RIPK1 phosphorylation:Nat Cell Biol. 2018 ; 20(12): 1389–1399. doi:10.1038/s41556-018-0229-6のFig 4 以降について発表してくれました。この論文は一つ一つ丁寧に立証していき、膨大なデータから結果を導き出していくものでしたが、丁寧に読み解き、わかりやすく説明してくれました。
もう一人は、吉村碧海さんで、Christopher D. Carey, C.D. et. al., Topological analysis reveals a PD-L1-associated microenvironmental niche for Reed-Sternberg cells in Hodgkin lymphoma : Blood 2017;130(22):2420-2430, DOI 10.1182/blood-2017-03-770719. について発表してくれました。この論文は、生検サンプルを用いて、免疫蛍光法とデジタル画像解析により微小環境を解析するもので、これまでの発表とは切り口の異なる興味深い論文紹介でした。
どちらの発表に対しても、活発な質疑応答がなされ、それによってさらに理解が深まりました。忙しい日程の中で、発表を準備してくれた演者にも、参加してくれた方にも有意義な時間であったと思います。
これで、今年度の輪読会がすべて終了しました。来年度は、学生さんが参加しやすく、楽しめる輪読会を目指して、更に盛り上げていきたいと思います。
文責:谷浦
最近のコメント