医学・看護学教育センター

Education Center
for Medicine and Nursing

「2023年02月」の記事

【学内向け】「学内で地域医療の体験ができる」課外授業シリーズ2022 第五弾!が終了しました。

2023年2月13日 / 新着情報, 講演

 

 2023年1月20日(金)18時00分から滋賀県医師キャリアサポートセンターと当センターの共催で今年度最後となる課外授業シリーズ2022 第五弾!を開催しました。

 今回は、弓削メディカルクリニックから理事長 雨森 正記 先生、浦山 守  先生、平田 詞子 先生に来所いただきました。

 まず、初めに雨森先生からご挨拶いただきました。へき地医療で奮闘されている先生は多くおられ、そこでは様々な症例の患者さんに向き合い、勉強されている近況を紹介いただきました。

 

 

 平田先生は、永源寺診療所で学ばれたことを講演していただきました。永源寺は高齢化が進んでいることもあり、行政やご近所の方での定期的な情報交換をすることによって、高齢者を支える地域づくりにつなげられていました。本人の希望に添えるような介護を進めることができるためには、「地域の力」がとても大事だとお話しいただきました。

 

 

 

 

 浦山先生は、「総合医療」をされている上でのお話をしていただきました。様々な症例をゼロから診療され、診断がついてから診療方向や・患者様の生活面での判断・決断の難しさについて、お話ししていただきました。

 地域医療が、へき地に住んでいる方すべての人にとって、大きなよりどころになっていることを感じる授業でした。

 

 

 

 

 

 講義は、春休みにWebClassに掲載いたします。当日参加できなかった人は、是非この機会に視聴してください。

 

 

 

🎈🎈🎈🎈🎈オンデマンド配信詳細🎈🎈🎈🎈🎈

★2023年3月1日(水)~3月31日(金)

 

★WebClass→「学内で地域医療の体験ができる」課外授業シリーズ2022→

       第五弾!【雨森先生、浦山先生、平田先生】 動画

 

🎈🎈🎈🎈🎈🎈🎈🎈🎈🎈🎈🎈🎈🎈🎈🎈🎈🎈🎈

 

 

 

🚩また、課外授業シリーズ2023は、春以降開催予定です。詳細は随時、掲載していきますので、是非お越しください。

************************************************

【学生向け】2022年度【研究医養成コース】 第3回技術セミナーを開催します。

2023年2月10日 / イベント

2022年度【研究医養成コース】第3回技術セミナー

「テーマ:実験の基礎 ‘実験の基礎 DNA編’」を開催します。

 

 

🔵🔵研究医養成コースに在籍する学生を対象に開催します。🔵🔵

🔵🔵今回もたくさんの学生さんに体験していただきます🔵🔵

 

 

詳  細 ⭐

   ◆対象者:研究医養成コースに在籍する1・2年生
       (希望する場合はそれ以外の学年でも可)
         事前にWeb Classにて病原体等取扱講習会を視聴できる人。

 

   ◆内 容:培養細胞から得たDNAを鋳型として、特定のタンパクをコードするDNAをPCRによって増幅し、

                       プラスミドに組み入れてクローニングを行い、プラスミドのミニプレを行います。

        プレートの作り方、コンピーテントセルの作り方、アガロースゲルの作り方等、できる限り

        体験していただこうと思います。

 

     ◆日 程: 3月1日(水)~3月31日(金)の学生が希望する連続しない2日間。
              菌の培養に要する時間が必要なので中1日以上空ける必要があります。
              かなり離れていても構いません。


         ◆時 間:2日間とも9:30~17:00 
              昼休憩を1時間程度とります。進行具合により終了時間が前後することがあります。 

 

         ◆申込締切:【2月17日(金)13:00】締切厳守

 

 

   📢📢詳しくは当センターまでご連絡ください。

2022年度【学生向け】第5回輪読会を実施しました。

2023年2月10日 / イベント

2022年度 第5回輪読会を終えて

 

 

 今年度最後となる第5回 輪読会を1月31日(火) 16:30より開催しました。開催に当たって発表者を募集した際、5年生の須賀さんがすぐに名乗りを上げてくださいました。また、その後、対外的な発表を控えた4年生の徳田さんが、その前哨戦として英語での発表を申し出てくださり、今回も充実した内容が揃いました。

 

 恒例になりつつあるAbstract の読み合わせを、司会者の方から提示させていただきました。今回は、“Cell” の今年1月に掲載された、コロナウイルスの亜型がスパイク変異によって抗体回避する深刻な脅威について警鐘を鳴らす論文のAbstractを紹介しました。

 

 

 一人目の発表者は、5年生の須賀弘篤さんで、 Kuroda, Sachiko and Isamu Yamamoto, “Workers’ Mental Health, Long Work Hours, and Workplace Management: Evidence from workers’ longitudinal data in Japan,” RIETI Discussion Paper, No.16-E-017, Research Institute of Economy, Trade & Industry, 2016 を紹介してくれました。我々社会人はもちろん、学生さんも近い将来直面する労働時間とメンタルヘルスに関する話題は、身近で興味深い内容でした。統計の取り方によって結果が変わってくるため、条件が大切だということがわかり、また、働き方の意識改革を惹起する意味でも有益な発表でした。

 

 

 

 

 二人目の発表者は4年生の徳田裕人さんで、CRISPR/CAS9 について “Scientifc Background on the Nobel Prize in Chemistry 2020 ‘A TOOL FOR GENOME EDITING’”を資料として紹介してくれました。その画期的なアイデアがもたらした科学の発展についての紹介と、ご自分の研究をつなげ、更に倫理的制約について述べられました。英語も明瞭で速さ、トーンともに聞きやすく、学生の皆さんも言語の壁を感じることなく楽しめたのではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

 発表後の質疑応答も活発に行われ、それによって参加者は更に理解を深め、共感を得ることができました。発表者、参加者の皆さんに感想を求めたところ、違う分野への興味の広がりや、人前での発表体験の貴重さ、また、発表を聞いて芽生える意欲などを聞くことができました。輪読会の意義を感じ、来年度もしっかり続けていこうと意を強くしました。   

(文責:谷浦)

©2021 滋賀医科大学 医学・看護学教育センター