医学・看護学教育センター

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「2025年10月」の記事

【学生向け】2025年度第2回技術セミナーを実施しました。(前川特任助教・谷浦特任助教)

2025年10月3日 / イベント, 新着情報

2025年度第2回技術セミナーを終えて

 

 

 

 

 

 技術セミナーは年3回開催し、基礎研究の実験に必要な実験手技を体験いただくセミナーとなっています。今回は第2回を実施し、計7名の学生さん(1年生5人、2年生1人、5年生1人)が参加してくださいました。

 今回のセミナーでは、癌細胞からのRNA抽出から始まり、PCR法によるcDNAの複製、plasmidへの挿入、大腸菌へのtransformationと丸2日をかけた盛りだくさんの内容を実習していただきました。また、Competent Cellsや寒天培地、アガロースゲルの作成にも挑戦していただき、実験に必要な物品を揃える基礎の部分から経験していただきました。参加してくださった学生さんたちは、みなさんやる気に満ち溢れており、初めての実験に臆することなく手を動かし、チャレンジしてくれていました。実験が成功し、綺麗に目的のバンドが確認できた生徒がいた一方で、大腸菌のコロニーができないなど様々なハプニングに遭遇する生徒もいました。今回の実習を通じて、結果を見返し、どこで反応が進まなかったのかを考察するという、今後自分で実験を進めていくために必要な考え方を学んでいただくことができたのではと思います。受講後アンケートでは、第1回からグッと実験レベルが上がった影響もあったのか、「内容が難しかった」や「自分自身の実験手技に未熟さを感じた」などの感想がありました。教師陣も、気軽にストレスなく実験を楽しんでもらいたい気持ちと基礎研究者が普段から向き合う実験(戦力として研究室に加わるために必要な実験スキル)とはどういうものなのかを知ってもらいたい気持ちがあり、「内容のレベル設定をどこに合わせるのか」は、今後も難しい問題として残りそうです。

 

 今回の技術セミナーでは、夏休みの貴重な2日間をいただき、実習を行なっていただきましたが、多くの学生から「良い経験になった」、「楽しく実験できた」という感想をいただくことができました。第3回では、Western blottingによるタンパク質の測定実験を行う予定としており、第2回に続いて複数日程の内容を予定しています。ぜひ今年度最後の技術セミナーにご参加いただければと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 また、今回の技術セミナーも、学務課および医学・看護学教育センターの方々、特に前任者である谷浦先生の手厚いサポートのもと、無事開催することができました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

文責:前川 毅

 

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【学内向け】「学内で地域医療の体験ができる」課外授業シリーズ2025 第二弾!開催します。

2025年10月1日 / 新着情報, 講演

「学内で地域医療の体験ができる」課外授業シリーズ2025 第二弾!を開催します。

 

 

詳しくは、下記をご確認ください。

 

🟣🟣第二弾🟣🟣

コミュニティナース×総合診療

 “まち”に出て“つながり”でケアする~おせっかいと社会的処方~

 

🟣日 程:2025年10月16日(木)18:00~ 20:00 

🟣講 師:鳥取大学医学部地域医療学講座 准教授

      日本プライマリ・ケア連合学会認定 家庭医療専門医

      一般社団法人コミュニティウェルビーイング研究所代表理事   

         孫 大輔 先生

         株式会社CNC   多々納 知鶴先生

🟣対 象:滋賀医科大学医学科・看護学科学生、研修医

🟣申 込:WebClassから申し込みをしてください。

      WebClass→「学内で地域医療の体験ができる」

     課外授業シリーズ→第二弾!孫先生・多々納先生→

     2025年第二弾申し込み

       受付は10/9(木)13:00まで

 

 是非、ご参加ください。

 

 

 

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