2023年4月20日・荻田謙治先生に医学概論の講義をしていただきました。
医学科・看護学科合同講義である医学概論Ⅰ(医学概論)の第2回に、医療法人恒仁会 近江温泉病院 精神科医師の荻田謙治先生に、「講義と障害―全人的な支援を目指して」をテーマに、ご登壇いただきました。
荻田先生は、当大学の卒業生です。学生時代にラグビー部に所属されておられ、
部活の練習中に頸髄を損傷されたことで四肢麻痺となられました。コロナ禍以前から毎年、非常に印象に残る講義をして頂いておりました。コロナ禍では遠隔でお願いしておりましたが、今年度は対面で実施していただきました。
社会でよく見かける障害者/寝たきり高齢者への偏見や医療機関で起きている無配慮・偏見・差別を理解することにより、我々が、将来医療に関わる仕事に就いた際に、患者や家族の気持ちに寄り添った医療を提供できるようにすることを目的にご講演いただきました。QOLは、個人の機能障害の重さで決まるのではなく、人と社会、人と人との関係性の中で決まることを学ばせていただきました。また、「重度障害者=QOL が低い」ではないことや、障害者・高齢者・癌末期患者などへのサポートは、医療だけでなく、心理的・社会的介入を適切に行う全人的ケアが大切であることを教えていただきました。
学生からの質問も途切れることなく、時間の許す限りお答えいただきました。学生にとって、非常に有意義な時間となりました。
【学生の感想より】
*患者の障害や病気にだけ目を向けるのではなく、家族や生活環境にも目を向け、多角的なアプローチができるようになりたい
*障害者の方だけでなく患者さんに心理的社会的介入を適切に行う全人的ケアが大切

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今回新規の内容で、遺伝子組み換え実験として承認された内容に沿うもので、受講希望者は実験従事者への登録が必要で、事前研修として90分間のビデオ視聴が課されましたが、それでも研究医コースの4名の方(1年 1人、2 年 3人)が参加してくれました。参加者はいずれも今年度の技術セミナーを1回または2回体験した方々でした。今回、工程が多くタイトな日程でした。2日目前日の作業はこちらで行いははしましたが、その部分も2日目に体験できるようにし、より実践に役立つセミナーを目指しました。


平田先生は、永源寺診療所で学ばれたことを講演していただきました。永源寺は高齢化が進んでいることもあり、行政やご近所の方での定期的な情報交換をすることによって、高齢者を支える地域づくりにつなげられていました。本人の希望に添えるような介護を進めることができるためには、「地域の力」がとても大事だとお話しいただきました。
浦山先生は、「総合医療」をされている上でのお話をしていただきました。様々な症例をゼロから診療され、診断がついてから診療方向や・患者様の生活面での判断・決断の難しさについて、お話ししていただきました。
一人目の発表者は、5年生の須賀弘篤さんで、 Kuroda, Sachiko and Isamu Yamamoto, “Workers’ Mental Health, Long Work Hours, and Workplace Management: Evidence from workers’ longitudinal data in Japan,” RIETI Discussion Paper, No.16-E-017, Research Institute of Economy, Trade & Industry, 2016 を紹介してくれました。我々社会人はもちろん、学生さんも近い将来直面する労働時間とメンタルヘルスに関する話題は、身近で興味深い内容でした。統計の取り方によって結果が変わってくるため、条件が大切だということがわかり、また、働き方の意識改革を惹起する意味でも有益な発表でした。
二人目の発表者は4年生の徳田裕人さんで、CRISPR/CAS9 について “Scientifc Background on the Nobel Prize in Chemistry 2020 ‘A TOOL FOR GENOME EDITING’”を資料として紹介してくれました。その画期的なアイデアがもたらした科学の発展についての紹介と、ご自分の研究をつなげ、更に倫理的制約について述べられました。英語も明瞭で速さ、トーンともに聞きやすく、学生の皆さんも言語の壁を感じることなく楽しめたのではないかと思います。
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